文章構成能力、向かっていく姿勢

今までの試験よりもかなり頑張った感はあるが、
やっぱり、「よし!」とは思えない手応えでした。
特に作文。
なかなかエピソードが思いつかず、
残り30分から書き始めた。
時間がないから普段汚い字がさらに汚くなり、
言いたいことばかり書き連ねて、
構成というものがない。
今までの受けてきた模試や試験の中で最悪の出来だった。


教養はまぐれで当たることもあるが、
作文はそうはいかない。
終了と共に今年度の公務員への挑戦も終了しただろう。


字はゆっくり書けばどうにかなるが、
構成はゆっくり書いたとしても大して変わらないし、
どう転がろうと文章は書く機会があるだけに、
文章構成能力が欲しい。


文章を書くことが苦手だと意識したのは、
小学校の作文を書く授業からだ。
たしか、1コマが50分だったような気がするが、
ただ何を書こうか原稿用紙に向かって終わっていた。
勇気を持って何時間もかけて書き上げた自分の文章は、
添削で真っ赤になって自分の元へ帰ってきた。
これをきっかけに文章を書くことが怖くなった。


これではやっていけないと、
高校に入学してから、どんなに短くてもいいから日記を書くことにした。
それから暫くして、文を書くということに抵抗はなくなったが、
作文、ましてや小論文ともなると頭が真っ白になった。


大学に入ってからは、レポート提出しないと単位をいただけないので、
どうにかこうにか箇条書きではあるが、文章を書けるようになった。
しかし、就職の試験ともなると、
短時間で「内容を充実」させ、「文章の構成」ができないといけない。
やっと、小学生の作文のラインに立った自分にはものすごい高いハードルだ。


ただ黙っていても上達しないので、「作文の書き方」という本を読んだ。
この本から学んだのは、書き方というよりは作文を書く上での姿勢、
意気込みだ。
これによって、大分恐怖心は取り除かれた。
付け焼刃だが、今までは白紙だった原稿用紙を埋めることができるようになったことは、
自分にとっては大きな成長だった。


今までの、文章を書くことに対する自分の気持ちを整理することができ、
改めて自分の未熟さが見えた。
追い込まれるまで物事に取り組まない。